国際交流?留学
International exchange and study abroad

2024年度短期語学留学プログラム体験記(フランス?オルレアン大学)
2024年度 オルレアン大学短期語学留学 【留学期間:2月14日~3月17日】
私はロワール川流域にあるオルレアンという街で1か月間の短期語学留学をしました。このプログラムは明升m88体育_明升体育-app|投注|官网の影響で2019年以降中断されていたため、6年ぶりの実施となりました。今年は、例年とは異なり、2月から3月の冬の時期にフランスに訪れることになりました。
大学の授業では、基礎的なフランス語の文法や発音から、フランスの歴史や文化まで幅広い内容を学ぶことができました。特に印象に残っている授業は演劇の授業です。フランス語でセリフを覚えて演じることは難しい部分もありましたが、楽しみながらフランス語のリズムや表現力を培うことができただけでなく、フランス語でのコミュニケーションスキルを磨くこともできました。プログラムの一環であったフィールドワークでは、ロワール川沿いの古城やチョコレート工場などを訪れ、フランスの歴史や文化を肌で感じることができました。そして、日本語を学習している現地の高校生や同じ大学の日本語学習者との交流も良い機会でした。日本を紹介するプレゼンテーションを通じて、日本や広島の魅力を伝えるだけでなく、クイズ形式でオルレアンやフランスについて学ぶなど、充実した時間を過ごすことができました。
ホームステイ先での生活もまた非常に貴重な経験でした。フランス語でコミュニケーションを図り、異文化の中で生活するということは、今まで日本にいるだけでは味わうことのできない体験ばかりでした。言葉の壁や文化の違いに何度も直面し、くじけそうになることもありましたが、一緒に留学した仲間やホストファミリーの支えもあって乗り越えることができました。大学での出来事やお互いの文化について話す中で、拙いフランス語でも自分の意見が相手に伝わることに嬉しさを感じるとともに、自分のフランス語力に対する自信がより深まりました。
休日には友人とパリを観光し、ヴェルサイユ宮殿やオペラ座、サントシャペル教会などフランスの名所を巡り、充実した時間を過ごしました。また、他の学生やホストファミリーとディナーやパーティを共にすることで、異文化の習慣や考え方に自然と触れながら、言葉だけでなく文化的な感覚を共有する喜びを実感することができました。そして、多様な背景を持つ人々と積極的に関わることで、より深いつながりを築くことができました。
今回の留学では、フランス語力の向上に加えて、日本との文化や慣習の違いに驚きながらも、新しい発見や視点を得ることができました。フランス語でうまく伝えられないことや理解できないことに対するフラストレーションは、自分自身を大きく成長させてくれた貴重な体験であったと感じています。そして、フランス語をもっと学び、より自然に話せるようになりたいという意欲がさらに強まりました。これまで狭く感じていた世界が、自分の目を通して広がっていくのを実感し、心に余裕が生まれ、物事を広い視野で捉えられるようになったと思います。ここでの貴重な経験と、かけがえのない人とのつながりを大切にして、フランス語やフランスへの理解をより深めていきたいと思います。
*冒頭の写真:友人と訪れたオペラ座(オペラ?ガニエル) 国際学部3年 寺井結彩
ホストファミリーとのディナー フランス国立図書館 フィールドワークで訪れたシャンボール城